2007年06月19日

●【ニセ科学】「水に『ありがとう』と書いた紙を見せて凍らせるときれいな結晶に」…という奇妙な言説が世間に広がっている

水に『ありがとう』と書いた紙を見せて凍らせるときれいな結晶になる」という奇妙な言説を聞いたことがあるだろうか。


「ない」という人は幸福だ。「ある」と答えつつ、すぐに「なにをバカな」と笑い飛ばした人もまた健全である。しかし「そんなこともあるかも」とか「なんとすばらしいことだ」と思った人は、奇妙な論理にとらわれてしまった人である。

水がどのような条件で、どのような結晶を作るかは、中谷宇吉郎による記念碑的な研究
により解明されている。物理的条件さえそろえれば、水がどのように結晶するかはコン
トロールできるのだ。そこには、「ありがとうと書いた紙を見せる」「ありがとうという念を
送る」といったあいまいな条件が入る余地はない。

ところが、この奇妙な言説はここ数年、世間に広がってしまった。