2007年09月04日

●「少林寺の僧侶たち、日本の1人の忍者に負けた」書き込みに、少林寺が激怒&謝罪要求

少林寺、ネットの「忍者に敗北」投稿に激怒



中国少林寺拳法発祥の地である少林寺の僧侶が、かつて日本の忍者に負けたことがあると発言したインターネットユーザーに対し、少林寺が謝罪を求めている。中国のメディアが8月31日に報じた。

中国南部の河南省にある少林寺は、西洋諸国では1970年代のテレビ番組「燃えよ! カンフー」で、グラスホッパーことクワイ・チャン・ケインが修行した場として有名になった。

忍者は武道で鍛えたプロの殺し屋で、その存在は中世の日本にさかのぼる。
Beijing Newsによると、少林寺僧侶側の弁護士は「いわゆる敗北は純粋なでっち上げで、われわれはこのインターネットユーザーに対し、過ちについて国中に謝罪することを要求する」との談話を発表した。

中国と日本の関係は良好な時でも微妙であり、20世紀前半に日本が中国に侵攻して一部を占領したことをめぐる感情は、今でもくすぶり続けている。


2007年09月02日

●【論説】「綾波レイに思いを寄せる男性は日本中に100万人はいるだろう」…日経・春秋

綾波レイに思いを寄せる男性は日本中に100万人はいるだろう。
冷淡なほど無口で無表情な14歳の謎の少女。包帯姿で現れた現代の女神は日本アニメの申し子だ。その儚(はかな)げな存在感の内には、決然とした「迷いのなさ」を秘めている。



▼95年にテレビ放送された『新世紀エヴァンゲリオン』の新作映画が、きょう公開される。
その準主人公の絶大な人気は10年たった今も衰える気配がない。綾波を探しマニアの街、秋葉原を歩いてみた。精巧な立体モデルの「フィギュア」は綾波だけは売り切れ。
ネット競売では数十万円の値が付く希少品もある。

▼現実社会では明るく元気な者の周りに人が集まりやすい。暗く思い詰めたような人柄に魅了されるのは、なぜなのか。フィギュア製作の専門家に聞くと、綾波モデルを集めているのは30代と40代前半がほとんどだという。アニメやネットが築く仮想空間には、人の深層心理をえぐり出す魔力があるに違いない。

▼綾波レイが最初に「降臨」したとき、日本人はバブル崩壊で自信喪失のどん底にいた。
傷だらけになって人造の巨人に乗り込み、無言で毅然(きぜん)と敵と戦い続ける綾波への共感はその時代に根ざす。フィギュアとは、無意識の信仰を形にした現代の偶像だろう。経済は立ち直っても、日本人の心には虚(うつ)ろが残ったのか。